今学期もいよいよ終盤！！！イベント盛り沢山な時期に差し掛かってきまして毎日毎週目まぐるしく過ごしています！！！！なんとか縋り付いている限界4年生な ﾞです！！！！！
本当に春学期のこの時期って半年間雪で隠れていたキャンパスから一変して暖かくなって活動しやすくなるから極端にイベントたくさん増えてマジで忙しいんですよね。例えば先週は、私も幹部役員をしているISO（International Student Organization）主催のCultural Eveningという世界中の文化を共有しあって、祝い合う最高に楽しいイベントを終え、私たち日本人の有志たちもJCA（Japanese Cultural Association）としてジブリメドレー合唱、日本で流行ったTikTokダンスメドレー、そして全力ヲタ芸を披露して大絶賛をもらったところです（アイキャッチ参照）。4年生として私が大張り切りだった今年の出し物。本当にみんな忙しい時間を割いて効率よく練習に参加してくれて、そして細部まで一緒にこだわって作り上げてくれて最高に楽しかった…一片の悔い無く4年目のCultural Eveningを終えさせてもらえました。本当にありがとうな！！！！！！JCA！！！！！！ISO幹部としても本当に忙しく、でも充実感たっぷりの楽しい1年間を過ごさせてもらえました。本当にいい経験だった！！！！
さて。導入が長くなってしまいましたね。題名にあるように、明日はQPOC（Queer People of Color）主催の毎学期恒例のDrag Showが開催されます。
私もそこでついに！！ドラァグクイーンデビューを果たすステージを控えています。
このことは、サプライズにしたいのと、会場を爆発的に沸かせたあと正体を明かさず匿名でいたらかっこいいなと思っていたので必要以上には明かしていなかったのですが、この学校の大きな行事の一つでもあるため気分や会話の流れでそれなりの人に結局打ち明けてきたんですね。
…そこでなんか心に引っ掛かった学校で働くおばちゃんとの会話がこちら：
ｵﾊﾞﾁｬﾝ「これなんて言っていいかわかんないんだけど…つまりドラァグするってことは…その…なんていうんだろう…（意訳）」
私「ドラァグするってことはつまりパフォーマンスをするってことだよ！」
ｵﾊﾞﾁｬﾝ「いや、そうじゃ無くて…」
私「？」
ｵﾊﾞﾁｬﾝ「ほら、ここで働くあの子もドラァグするって言ってたのよ。あの子は前、学校の雑誌のインタビューで「カミングアウト」したってことを言っていたのよ（つまりヘトロセクシャルでは無いと明かした）。その…あなたも…つまりストレートではないということ？」
私「いやー。笑 そういうことなんかなぁ。なんかストレートとかホモセクシャルとか、よくわからなくて。つまりまだ模索中？冒険中？考え中？」
ｵﾊﾞﾁｬﾝ「冒険中って、よく大学生くらいの女の子にあるわよね。よくあるフェーズじゃない？ほら、大学に入って友達と絆が深くなって恋愛感情って思っちゃうとかって。フェーズ、よくあるわよね！！」
私（内心「？？？？？？？？」）
日本にもありそうな会話ーーーーーーー！！！！いや、マジでこういう話題って、質問者が純っっっ粋に疑問？興味？として質問しているのか、無意識にヘイトをしてこようとしているのかわからないんですよね。笑うしかできなかったけど、まず女性が好きといった訳ではないし、ちょっとあなたにこれがフェーズなんて決め付けられる筋合いはなくない？そうやって思い込もうとしてんのも思い込ませようとしてんのもhomophobicすぎじゃない？？？？それってあなたの主観ですよね？？？てか質問とかじゃなくてクィアに対するヘイトですか？？？あなたになんの権限があるわけ？そんなコメントしないで心のうちで勝手に思っておけばいいじゃない！！！！！なんなら最後のロジックこそ、私にとっちゃ意味不明だしなんでわざわざ言うんだし！！！！
そもそも、ドラァグ＝ホモセクシュアルっていう固定概念が古くない？あとありがちなのは、ドラァグ＝大胆な身体描写＝セクシー。そんなんストリッパーじゃん。てかストリッパーも芸術では？！
なんかこれらが下等なもの？は言い過ぎだけれど、自分よりも下の立ち位置として無意識に見ている人多すぎて嫌になる。エンタメはエンタメかもしれないけれど、おっぱい出しゃいい、お尻出しゃいいって思っている人も多そう。浅い。
それに立ち向かうために私の個人的なモチベーションを今回は話そうではないか！！！デリケートな話題だしいろんな反応の仕方があるだろうけれど、誰かがテーブルに話題を出さないと歩み寄りは愚か、会話すら始まらないもんな！！！！
私が今回のドラァグショーでパフォーマンスをする理由はざっと思いつく感じこんな感じです：
- クィアでアーティスティックで元気でダンスが大好きな仲良しの友達に誘われて、一緒なら自己表現の勇気が出るかなってちょっとウズっとした
- 個人的にドラァグショーが大好きなので機会があれば必ず行っていたところ、この間の記事（）にも書いたゲイバーで見かけたパフォーマンスで、全部彼女の歌だったクイーン（私がこれまで見てきたのは全員口パクでダンスだった）に感化されて、私も自分の好きなことをしながら自分自身をステージで表現したくなった。
- 最近自分の生物的な性別が女性であることをすごく意識するようになった。そこからの社会の、人間の作り上げているシステムや男女のダイナミクスについて考える時間が増えた。かと言って、男性になりたいとは思わないし、自分は女性として生きていくということについてもたくさん考えている。
- 女性、女をモノとして見ている「男」を見た、聞いた。しかもこのグリネルで！！！！なめんな。しかも自分たちが女性に対する尊重を欠いていることを無意識・無自覚で彼らはいるため、それを当たり前に植え付けている社会や人間、patronizingでhomophobicなところに憤りを感じる。すごく。女は弱いモノ？社会に出るな？適当な大学いっとけ？女らしくしろ？家を守れ？早く結婚しろ？子供を産んで育てろ？見とけよそんなん言わせないからな。
- ドラァグするって言うと「ホモセクシャルなの？」「バイセクシャルなの？」って聞いてくる人達。まず、そんなことを聞く仲ですか？セクシャルオリエンテーションなんてそんなデリケートな話題をまず普通の顔見知りや初対面の人としますか？聞かれた側はどう思うと思う？？？まず私たちの話聞く気ある？変だよ、おかしいよって少しでもoffendしようと、辱めようとしてない？クィアやアライ以前のモラルはなんですっ飛ばして良いんですか？そこの想像力、足りてなくない？気付け？？？？？？
- 固定概念をぶっ壊したい。おっぱいやお尻を見にきている人間。クィアをフェーズだと思っている人間。女は大人しくしとけって思ってる人間。「男らしく」しろって思ってる人間。ショックで倒れちまえ。
おっと、最後の方はメッセージっぽくなってしまいましたね。宿題終わった勢いと今朝のことを思い出した憤りの勢いで書いているので心の叫びのままですみません。「社会が変わってしまう」とか言っている人達に少しでも届いていたらいいな、と思います。
それでは明日に備えて寝ます！！Wish me luck！！！！おやすみなさい！！！
な ﾞ
追記：
本番を無事に終えました！！今回のドラァグショーのテーマがCowboy vs Aliensだったので友達がCowboyのドラァグキング、私がエイリアンのドラァグクイーンになりました。3部構成の今回のパフォーマンス、最初はmasculineなカウボーイがエイリアンを思い通りにしようとするけども結局負けてしまって制圧されているところエイリアンがちゃんみなの美人を歌って女のつよさ！！！ってやってなんならカウボーイのフェミニンなサイドを引き出してしまう！そして最後では2人でフェミニンな動きをたくさん取り入れた曲で会場を沸かせて終了と言う流れでした。やっぱり、ドラァグショーに出よう、見にこようと思う理由って人それぞれだけれど、性表現や精神的な表現、ジェンダーに対する表現、そして何よりも自己表現。それらをポジティブなエネルギーで受け止めてもらえるのが本当に最高な空間なんですよね。だからドラァグってやめられない。transphobia, homophobia,などキャンパスでもまだまだ課題は解決していない。でも、一時的でも、こう言うsafe spaceが保たれていること、そしてこれがキャンパスの中で大きなイベントとして認識されていること。そんな環境であって良かったな、と思うと同時に、まだまだドラァグを通して人の偏見、価値観を突き動かしていく環境として進化していって欲しいな、と思います。最初で最後のドラァグ、悔いなく終われて良かった。会場中に自分を届けっられて良かった。友達と頑張りぬいて良かった。
