大変お久しぶりです、秋から4年生になるゆいなです。
なんとなんと前回の初投稿から2年も経ってしまいました。。。。(いつの間にか4年生。。。!)
一学年上の先輩方も卒業されたので、今後ぐりねりすを繋いでいくためにも投稿頑張ります〜
タイトルにもありますが、春学期に北欧のデンマークに留学してきました〜^^
デンマークは、世界幸福度ランキングで度々上位に入る国ですよね。高校の卒業論文で題材にしてからずっと気になっていたので、Computer Science(CS)専攻の留学先候補であると知った時から、留学先はデンマークでほぼ即決でした。
ちなみに、留学先で専攻の科目を取らなきゃいけないという指定はないのですが、多くの学生は専攻の単位獲得のために留学先でも専攻科目の授業が取れるところを選びます。CS専攻だとオプションがハンガリーのブダペスト(https://www.ait-budapest.com/)、オランダのアムステルダム(https://vu.nl/en)、デンマークのコペンハーゲン(https://disabroad.org/)です。ブダペストのAITプログラムについてはな”先輩が詳しく書いてくれていますのでこちらをご覧ください〜
授業や課外学習について
私はDIS(Denmark’s International Study Program)というプログラムに参加して、Game Development & Lab, Artificial Intelligence, Danish Culture and Languageという3つの授業を取りました。
将来は教育テクノロジーに携わりたいと考えているので、グリネルではオファーされていないゲーム開発やAIの授業を取ってみたかったのと、デンマーク語の授業はグリネリアン全員必須だったのでこのようなセレクションになりました。グリネルでの一学期と比較するとレクチャーや授業時間は少なかったし予習課題はありませんでしたが、ほとんどの課題が大きめのプロジェクトだったので、授業外にグループでミーティングをしたり、プレゼンやプロジェクトの準備をしたりとまぁまぁ忙しかったです。(グリネルでは留学先のGPAは成績表には載るけど総合GPAに響かないので、成績を気にせず遊びまくる子もいました^^;)
Core courseであるGame Developmentの授業では、Unityというゲーム開発用のプラットフォームを使ってオリジナルゲームを二つ開発しました。4人のグループを組んで、テーマからゲーム構成まで自分たちで考えるという自由度の高いプロジェクトでした。
中間プロジェクトは、化学実験をテーマとした教育系ゲームを作り、
期末プロジェクトは、童話「赤ずきん」をテーマとしたホラー系ゲームを制作しました。
また、DISではCore Courseの授業で課外学習のような形で、ヨーロッパの各地に遠足をします。私のGame Developmentのクラスは、デンマークのオーフスと、ドイツのベルリン、ハンブルクに一週間ずつ訪れました。ゲーム開発のことはもちろん、その国の文化や歴史も学べたのでいい機会になりました。
このクラスの一環として、世界最古ともいわれているTivoli遊園地や、LEGOの発祥地であるデンマークのビルンドにあるLEGO HOUSEにも行ってきました!
DISのどの授業でも、こんな感じのプチ遠足がたくさんあって楽しかったです!例えば、Artificial Intelligenceの授業ではLouisiana Museumという美術館で期間限定の展示 “The Irreplacable Human – Conditions of Creativity in the Age of AI” を観に行ったり、
デンマーク語の授業ではRosenborg castleやChristiansborg castleに訪れました。
ほかにも、同じDISの学生と一緒にヨーロッパを旅したり、グリネルを卒業した大学院生の先輩を訪れてプチGrinnell reunionをしたり。。。ブダペスト、プラハ、ウィーン、ヘルシンキ、マルメー、アムステルダム、などなどいろんな都市に行ってきました!
とにかく楽しくて新しい発見が多い毎日でした。DISのプログラムは授業に遠足やプロジェクトなどいろんな機会がカリキュラムに組み込まれているのでデンマークの文化を深く知ることができますし、週末や休暇を使ってヨーロッパ各地にも旅ができて満喫できました!
最後に
実際デンマークに住んでみて改めて実感したのは、幸福度の定義は多様であり、一義的に数値化することが難しいということ。
デンマークでは「Hygge(ヒュッゲ)」文化(英語ではcozinessやwellness、日本語では居心地の良さを意味する文化)が有名です。日本文化に例えると、お正月にコタツを囲んでのんびりする空間に近いのかもしれませんね。
世界幸福度報告の結果から、このヒュッゲ文化が世界中で注目されトレンド化する中、実際、デンマークでは40~50%の人が生涯で一度はうつ病になり*、離婚率は40%**、という統計もあり驚きました。はたして幸せな国とはどんな国なのか、考えさせられませんか?
とはいえ、世界幸福度報告では、国の幸福度を「1人あたりGDP、社会的支援、健康寿命、人生の選択の自由度、寛容さ、腐敗の少なさという六つの変数」をもとに定義して評価しているとのこと。うつ病になる確率や離婚率は変数ではないし、そもそも幸福のとらえ方は主観的であり、国や社会、考え方や文化によって多様なため、数値化して比べるには無理があるような気がします。
デンマーク政府のウェブサイトをのぞいてみると、デンマーク人が幸せな理由は、①高額な納税による福祉システムの充実性(例えば、大学費や医療費が無料)や、②信頼と安全(例えば、デンマークの地下鉄に改札がないし、ベビーカーに乗った赤ちゃんがお店の外に放置されていることも普通)、③ヒュッゲをたしなむ文化、そして④各個人に幸せになる権限があることだとのこと。幸福度を数値化することは難しいとしても、やはりデンマークが世界幸福度報告で上位に入ることには理由がありそうですね。
そんなことを考えながらあっという間に終わってしまったデンマーク留学でした。
それではまた次のブログで会いましょう〜 Hej hej!
コメント
ぐりねりすが続いているのがとてもうれしいです。ありがとうございます!!
これからも楽しみにしています。
コメント嬉しいです、ありがとうございます!( *´艸`)