日本の高校生向け奨学金

グリネル村唯一のカフェで、ジャイアントカフェモカ

グリネル村唯一のカフェで、Mサイズのカフェモカ頼んだら衝撃的な物が出てきた。

こんにちは。昨日フランス語の予習を忘れて授業に出たら全然わからなくてキョドリまくったKwameです。グリネルでは一つの授業の予習は最低4時間必要と言われています。

ところで、今回は海外の大学を志望する人が真っ先に知りたいけれど、なかなか情報がない奨学金について書こうと思います。

日本には奨学金団体自体が少なく、自分も奨学金を探すのにだいぶ苦労したのですが、出血大サービスで去年一年分の苦労をここに載せちゃいます。

とりあえずおすすめの日本の奨学金二つ、というかこの二つくらいしか知らないのですが。

  • グルーバンクロフト奨学金

いわずと知れたリベラルアーツカレッジ留学向けの奨学金です。選考は4次試験まであり中々大変ですが、最近は採用人数が増えて、2016年度派遣生は10人採用されました。

個人的に一番の特徴だと思うのは、この基金の奨学生の中からグリネル、デポー、ノックス、レイクフォーレストに一人ずつ学費全額免除での採用枠が来るところです。

リベラルアーツカレッジは学費が年間500万円ほどと非常に高額で、年間500万円まで出してくれる奨学金団体はあまりないので、特定の大学にこだわりがないのであれば非常に魅力的です。

上記4大学は日本では無名ですが、学費が高いのには高いなりの理由があります。その教育を無料で受けられるのでコスパは高いと思います。

グルーバンクロフトの選考過程は毎年大きく違うようなので何とも言えませんが、自分の年は一次試験が書類選考、二次試験が数一みたいな数学とSATみたいな英語と本やメディアで見た最も尊敬する人は誰かみたいな作文、三次試験が7人くらいの面接官に囲まれる圧迫面接(?)、4次試験が部屋に入った途端「合格おめでとうございます」と言われる謎の親子面接でした。

運が良ければ全額奨学金に加えて生活費で年間100万円出たりします。それでも寮費などカバーしきれなくて年間100万円ほどかかるんですけどね。留学前に某斡旋団体の説明会で聞いた話とはだいぶ違うような…。

  • プルデンシャル奨学金(Kiyo Sakaguchi奨学金)

こちらは生命保険会社、プルデンシャル生命の支給している奨学金です。数学専攻の米国大学、大学院進学希望者に年間300万円支給するという何とも面白い奨学金です。

プルデンシャル生命の基準があるらしく、採用は年1~2人、採用0人の年もあるらしいです。しかし始まって日が浅く、無名なので応募者自体が少ない(はず)なので意外とねらい目です。

ニューヨーク州立大学などそこそこの州立大学であれば、300万円あれば何とか学費は足ります。試験は一次試験がオンラインの書類審査で、二次試験は永田町でひと際高いプルデンシャルタワーというビルの最上階のゲストルームで行われます(いろはすが出ます)。基本的に日本語の一般的な面接です。

  • フリーマン奨学金

こちらは上記の奨学金とは少し違い、ウェスリヤン大学に授業料全額免除で通うことができるウェスリヤン大学の日本人向けの奨学金です。採用は年一人です。

ウェスリヤン大学は学費が高いことで有名で留学生に奨学金はフリーマン以外出ないので実質フリーマン奨学金が唯一のウェスリヤン大学に行く方法だと思います。

試験は大学に直接エッセイなどを送って審査にかけられた後、ファイナリスト(自分の年は7人)は実際に東京で、日本人のウェスリヤン卒業生と面接を行います。50分ほどと非常に長い面接でした。

その後夜には、奨学生として選ばれたわけでもないのに虎ノ門のおしゃれなホテルでファイナリストのための立食パーティーに呼ばれます。自分には不釣り合いすぎて、終始ポテトを食べてました。

もちろんこれら以外にも色々な奨学金があると思いますし、大学からも奨学金出してくれるところは出してくれるので、一つの情報をうのみにせず、自分自身で信頼できる情報を集めましょう。僕自身、様々な団体に何度も引っかかりそうになりました。

海外正規進学向け奨学金、特にグルーバンクロフト、プルデンシャル、フリーマンを考えている方々には少しお役に立てたかな、と思います。それでは!

Kwame