さてと
ここでちょっと変な話をします。
少し想像してみてください。
あなたは合コンに来ています。
周りを見渡しますが
あなたの顔見知りは一人もいません。
キョロキョロしていると
一人の男性があなたにアプローチしてきました。
名前は。。。
グリさんにしておきましょう。
(女子目線からストーリーを書いてますw)
しばらくグリさんと二人で話をすることにしました。
グリさん曰く
彼は今話題の起業家で
億万長者。
世界各地のあらゆるリゾート地に別荘を所有し
休日は優雅な時間を過ごしているらしい…….
あなたはグリさんに対して
最初にうちは”いい感じな人だな”と好印象を受けますが
しばらく話を続けると
「俺めっちゃ金持ってんねん」
「いや〜もうあそこらへんにおる美女3人くらいからチヤホヤされてん」
「俺仕事もできるんねんけど、ギターも弾けるし、歌もなかなかのもんやし、スポーツも結構できちゃうんよ」
っと
グリさん次々と自慢ばかり並べてきます。
グリさんに「少し疲れたので」と言い
シャンパンを片手に一息つくことにしました。
すると今度は
ネルさんという別の男性が話かけてきました。
するとネルさんも
最近話題の起業家で
世界各地に別荘を所有し
………
って「さっきのグリさんと同じやんけ!」と思いながらも話を聞き続けました。
しかしネルさんとの会話は先程のグリさんとは全くの別物
彼は何故起業家になろうと思ったのか
そしてどのような起業家になりたいのか
自分の成功例だけではなく、具体的に今までの道のりの中で起こった失敗した事や、そこから学んで成長したことを話してくれました。
たった三十分程度しか話していないのに
あなたはネルさんと
「私は気が合う」と確信しました。
グリさんとネルさん、
一見全く同じなような人達に思えますが
何があなたを「ネルさんと気が合う」と確信させたのでしょう?
それは会話の中でネルさんの人格が伝わったからではないでしょうか。
エッセイもこれと同じコンセプトだと思います。
グリネルにapplyするには
common applicationという米国の多数の大学が利用している共通願書使って出願しますが
(Common Applicationのアクセスページ:http://www.commonapp.org/ アカウントを作成した後、願書を記入しオンラインで多数の大学に出願できます)
その際に650文字以内のエッセイを書かなければいけません。
エッセイのトピックは5つの内の1つ選ぶことができます。
どれも結構自由に自分を表現できるものばかりです。
グリネルの場合、出願の際に提出するエッセイはその一つだけなので、
650文字で自分をどれだけアピールできるのかが鍵となってきます。
上の例え話に出てきたグリさんとネルさんみたいに
グリネルにかぎらずアメリカの大学に出願する人は
同じような課外活動を高校時代やっていたり
成績もそこそこ良く
SAT/ACT/TOEFLなどでも比較的高い点数を取っている気がします。
なのでグリさんのようにただ、
今まで得た表彰や頑張ってきた活動をリストアップしただけでは
何千通も送られてくる出願書類を見ているadmission officerの目に止まりにくいと思います。
しかしネルさんのように、日々やっていることはグリさんやその他の人と似ていても、
自分が得た経験からどのような事を学び成長したのか
どのような人生観をもって生きているのか
あなたの人格が現れるストーリーを描くことによって
「この子、うちの大学に合うな!」っとadmission officerの目にとまるかもしれません。
私が「私のストーリー」を書くときに心がけたことは
- あれこれ欲張らず、1つの事や出来事について話を膨らませ、自分の考え方や人格が伝わるように書くこと。(今までやってきた課外活動や表彰などはエッセイ以外にもアピールできるコラムがあるので、むりやりエッセイに放り込まなくてもちゃんと大学側に伝わります)
- “Show don’t tell” これは留学フェローシップのサマーキャンプで学んだ方法ですが、形容詞や副詞だけで表現するのではなく、具体的に五感で感じた事や感情を言葉にすることによって読者に伝わりやすくすること。*留学フェローシップとは現役留学生による高校生の海外進学をサポートするNPO法人です。詳しくはこちらから:http://ryu-fellow.org/
- とりあえず書いては書き直す。私の場合、8月から書き始め年末の締め切りギリギリまで書いていました。その期間、頭に思いついた自分に関してのことはすべて一度エッセイに書き、一番自分らしさが出ていると思えたトピックを最終的に選び、何回もストーリー構成や表現を調整し直しました。他人にエッセイを読んでアドバイスをもらうのも大変重要です。私は毎日のように留学中の先輩方にエッセイを書いては送っていました。本当に感謝しきれません。
とまた長々な投稿になっちゃいましたね。
なんかこうたに「エッセイの書き方はまゆが説明してくれるでしょう」ってきな
無茶振りをブログに書いてたので(汗
今日はその事について書いたつもりでした。
あくまでも私は大学入試用のエッセイのプロでもadmission officerでもないので
必ずしも私のエッセイに対する考え方が100%あっているかどうか保証はできません。
まあエッセイに対してこんな考え方もあるな〜って感じに受け取っていただければ幸いです笑
以上最後までご既読いただき誠にありがとうございました。
まったね〜ん
まゆ( ^ν^)
P.S. お腹すいたよ