トートバッグの商品開発

元日の富士山

元日の富士山 いつ見ても綺麗

明けましておめでとうございます

ドライヤーの修理から始まり、自宅の修理に引っ張りだこになっているこうたです。

新年ということで、今回のテーマは新年の抱負としたいと思います。

2016年を振り返ってみると、いろいろと挑戦した年だと感じます。

ギャップイヤーを取り、時間だけはあったのでフェアトレードの商品開発をしたり、日本各地へ旅をしたりしていました。

フェアトレードについてあまり聞いたことがない方もいると思うので、少し見てみましょう。

フェアトレードとは

フェアトレードとは名前の通り「公正な貿易」を目指す仕組みです。

現在のフリートレードでは、比較的裕福な北の国が、南の国の安い労働力を駆使し、商品を大量生産していますよね。

北の国はさらなるコストカットを目指し、そのしわ寄せは南の国の労働者たちにいきます。

ただでさえ、安い賃金で働いている労働者はさらに困窮し、生活をするのさえ困難になります。

これが南北問題とも言われているわけです。

その南北問題の一つの解決策がフェアトレード

詳しくは以下の「フェアトレードの10の規則」などにもありますが、

簡単に説明してしまうと、「しっかりと労働に見合う対価を労働者に支払おう」という仕組みです。

フェアトレード商品は手作りの品が多く、さらに生産地の伝統的な手法で作られた商品が自慢です。

手作りによるお財布やポーチ、アルパカの暖かいマフラーなど魅力的な商品は多いです。

僕が使用している象さんの小物入れもかわいく、大活躍しています。

象の小物入れ

フェアトレードの小物入れ 可愛く使いやすいです

あとはフェアトレードのコーヒーやチョコレートなんかも有名ですね。ファミレスなどでもフェアトレードの認証があるコーヒーなどをよく見かけます。

トートバッグの商品開発

ギャップイヤー中に取り組んだことが商品開発です。

高校時代からお世話になっていたフェアトレードショップのオーナーの方から、若者が興味を持ってくれる商品を開発したいから協力してくれないか、と誘っていただきました。

商品開発の知識は全くありませんでしたが、新しいことに挑戦できるチャンスだったので、好奇心旺盛な僕はもちろん、手伝わせていただきました。

しかし、そこからが長い道のりでした。

インドの生産者と毎日のようにメール、スカイプでやり取りをし、学生が使いやすいようなトートバッグを、頭を捻りながら0から設計していきました。真夜中まで会議が進み、終電になることもしばしば。

でも、少しずつアイデアが図面の上で形になっていくのを見るのは、嬉しかったです。

設計が決まってからも、毎日のように生産者と相談。

日本では当たり前にあるようなトートバッグの内ポケットや外ポケット、ボタンはインドでは見慣れない形のため、設計図通りのバッグが出来上がるまでとても苦労しました。

サンプルを作り、こちらでチェックをし、不足点を生産者に伝えては、再びサンプルの作成の繰り返しでした。

プロジェクト開始後、約半年で形が出来てからは商品の宣伝、アピールを考えていきました。

ウェブサイトなどインターネットでの宣伝、新聞やラジオに出演させていただいての宣伝に力を入れ、情報を発信していくことの大変さも身に染みて感じました。

トートバッグ写真

こちらが新規開発したトートバッグ 使いやすいですよ しかもこうたの後ろ姿

学生にとって使いやすいトートバッグの商品開発を目指し、約一年

それまでの甲斐もあり、新商品100個の販売を開始することができました。

ラジオ、新聞を読んで楽しみにされていたお客様も多く、あっという間に売れていきました。

自分たちで開発していった商品がお客様の手に渡り、その商品を使いやすいと言って普段使いされていることを聞いたときほど、嬉しいことはなかったです。

商品の使いやすさ、外国の生産者さんとの異文化コミュニケーション、商品のプロモーションから価格設定など、商品開発から学んだことはとても多かったです。

このような機会を与えてくださったオーナーの方には心から感謝です。

挑戦すること

2016年に学んだ最も大切なことは挑戦することの大変さと大切さです。

全く知らない世界に飛び込んでいくことは苦労が付きものですが、苦労しただけ学ぶことはとてつもなく貴重なものになります。

今年も多くの努力が必要になるであろう挑戦をいくつか考えているので、その大変さに怖気づかず挑戦していきたい、というのが新年の抱負です。

挑戦し続けることは今年だけではなく、これから毎年言い続けるような気がしますが・・・

では、今年もぐりねりすとこうたをよろしくお願いします!