留学中に留学中:まよinロンドン <一週間目>

私の2019年はロンドンで始まった。

12月21日に期末試験が終わった後、10日も経つ前に私の今学期は始まった。先学期ずっと悩みに悩んだ結果、私はイギリスのQueen Mary University of Londonへ留学することを決心した。このプログラムは大晦日に始まり、私の誕生日の6月8日に終わる。2019年も始まる前から色々と忙しくなる予感しかしなかった。

私の留学プログラムはIESという会社が実施しているプログラムの一つだ。留学するのならば、他の留学生に囲まれて過ごすのではなく、完全にイギリスの大学に溶け込みたいという願いでDirect Enrollmentにした。なので、最初のオリエンテーションなどが終わった今は、Queen Mary University of Londonの生徒として過ごしている。

今はロンドンに着いてから一週間が経とうとしている。少しづつ慣れてきて、友達も何人かできた。でも、完全に慣れたとはまだ全然言えない。

最初にロンドンに着いた時は、辛かった。短かった冬休みを一人でグリネルで過ごした後に、年末に飛行機に乗って、お正月を知らない国のホテルで時差ボケと疲労と戦いながら迎えた私は、結構な孤独感を味わった。

最初の一週間は他の留学生とオリエンテーションをした。Queen Mary University of Londonには文系科目を勉強しにくる人の方が圧倒的に多いからか、留学生の中でアメリカ人じゃないのは私だけだった。もうすでにグリネルに来た時に一回カルチャーショックを受けている私は、他の留学生のアメリカ人と違って、その大変さを理解してイギリスに来た。だから、急に前使えたアプリが使えなくなったりとか、友達のSNSの投稿と時差があったりとか、そういう経験を新しくしている他の留学生とは私は違う。留学中に留学するというユニークな気持ちを分かち合える人は周りに一人もいなかった。

それでも私は二人の白人のアメリカ人と仲良くなれた。この二人とは全然生い立ちが違っても、なぜか気が合って、とりあえず友達ができて安心した。今もその二人と一番時間を過ごしている。

オリエンテーションが終わって、Queen Mary University of Londonの寮に移動した時は、また一年生になった気持ちだった。何も部屋になくて、スーツケース二つの中に入らなかったものはまた買い直さなくてはいけなかった。留学は私が思っていた以上に費用がかかることに気づいた。しかもMeal Planがないので、料理器具や食料も自分で買わなくてはいけない。料理が全くできない私にとって、自炊を強いられるこの留学は絶対私を成長させてくれる。

ロンドンにある都会の大きな大学はグリネルと180度違って、面白い。良いことは、すぐになんでも手に入る。アマゾンで急いで頼んだりしなくていいし、気分転換をしなきゃいけない時に簡単に電車でどこにでもいける。

でも、大きい大学は友達が作りにくい。しかも、春学期は、自分と他の留学生しか友達を探している人がいないので、現地の大学生と仲良くなるには積極的に自分から友達を作りに行かなければならない。一年生の時はそういうエネルギーもあったのだが、今はもうあまりそういう馬力がない。一年生の時は色々な人に話しかけるのも拒まず、別にそこまで仲良くなくてもとりあえず仲良さそうに接していた。でも、二年生、三年生になって、新しい人に会いに行くのがめんどくさくなっていた。人は人に会うことで変わって成長していく。だから、そのような刺激が少なくなってきていた私の大学生活には留学が必要だったのかもしれない。

大学の一番の意味はやはり勉強で、それに関しては私は不安じゃない。まだ授業は一つしか受けていないが、その一つの授業はもう最高だった。Stephen Kingの本を読み、映画を鑑賞して、アメリカの精神について学ぶ授業だ。グリネルにはない授業で、教授は熱血で、もう楽しみしかない。明日のFeminismとLondon and its Museumsという二つの授業も本当に楽しそうで、ワクワクしかない。Feminismでは女性作家の本を読んで、その作品の中の女性の描かれ方を学ぶ。London and its Museumsでは毎週ロンドンのミュージアムに行って、芸術について学ぶ。

というのが、私の留学中の留学の一週間目だ。色々な困難や不満もあれば、思いもしなかった発見もありそうで、この留学プログラムが終わる22歳の誕生日に、私はどのような人間になっているのだろう。

まよ