お久しぶりです。更新サボっておりました汗
春休みも終わり、あと今学期も残すところ6週間!!!!!! 時が経つのは早いな。
海外大を受験された方々は結果が少しずつ届いている頃でしょうか?私もこの時期、毎日ドキドキしてましたね。
いくつか前の記事におかもがエクスターンシップについて説明してくれていますが、
(彼女の記事はこちらから:https://grinnell-in-japan.com/?p=1256)
私もこのプログラムでカナダのアルバータ州にあるアルバータ大学のある教授のシャドウイングをさせてもらいに行きました。
彼は保険体育の教授で、日々の身体の動きがどう健康を左右するのか、
セラピーやヨガなどを通して障がいをもっている人から健康な人まで快適な生活に近づけるよう教育や研究をされているみたいです。
彼以外にも化学の教授や生化学の教授にも会って直接話す機会だったり、大学院生の研究室を見学させてもらい、凄くありがたい機会でした。
エクスターンシップ自体、意味あるものだったのですが、この春休み一番印象に残ったのは帰り道のシカゴでの出来事でした。
(シカゴのオヘア空港まで飛行機で行き、シカゴのバス停からキャンパスへ戻る帰り方が安かったので、寄ったというわけです笑)
バスが来るまで約一時間あったので、バス停の周りを一人でふらふらすることにしました。
バス停は少し街中のはずれのところにあって、今考えればあまり治安は良くないのかも笑
少し散歩するつもりが優柔不断な私は少し迷子になってしまったわけです。
どうしようとあっちいったりこっちいったりしていたら、ちょっと怪しげな橋の下に辿りついてしまいました。そしたらそこには沢山のホームレスがいたのです。
ゴミをあさって、何か食料や価値のものがないか探っているおじさん
薄汚い布を風除けに、寒さに耐えている人々。
彼らを見た瞬間、「こわい」って思ってしまいました。
「ここから早く出なきゃ」
「荷物取られないようにしっかり持ってないと」
って考えしか頭になくて、
グーグルマップさんのおかげでなんとかバス停へ戻ったんですがね。
(なんで最初からグーグルマップ使わなかったのかは今でも謎です)
バスの中で、シャドウイングさせて頂いた教授の奥様との会話を思い出しました。
彼女はカナダのあるNPO法人で働かれていて、ホームレスの支援をされているそうです。彼女が働いている現場の話や、今学期私が取っている社会学のクラスのテーマ等、世界の不平等について色々と語りました。
幼いころは道端で困っている人を見れば、「何かしてあげることはないのかな? なんで皆なにもしないのだろう」と純粋に彼らを心配する気持ちになっていた私ですが、
いつの間にか、彼らは「自ら選んだ道」の現実を受け止めているのだというどこからか来た社会構築された考え方になっている自分がいると彼女に打ち明けました。
しかし、彼女との話の中で、その考え方はただ自分の社会的地位を守るための言い訳なのかもしれないと感じました。まさに社会学の授業でディスカッションしていたテーマ。
上層階級、中流階級、下層階級。。。
世の中、日本でもその他の国でも差はあるかもしれないけど、それぞれの社会階級の間にはどっしりと根をはった壁があって、中々人々はそれを超えられない。
人々はそれぞれの階級から出る事ができない上、他の階級に対して根拠がありともなくとも、ステレオタイプをつくってしまう。
世の中の不平等がなくならないのは他人の立場になって考えられないから。わからないから。それぞれの心地よい空間から抜け出したくないから。現実を観るのがこわいから。
社会構築されたステレオタイプや構成を変えなければいけない!みたいな大口を、彼女との対話の中で叩いていたのですが、
その日、シカゴで観た現実を見て見ぬふりした自分。「こわい」と思ってしまった自分。
考えていることとやってること矛盾しまくりだなと。。。。
どんなにすごい理想家でも、行動なければ何も変わらない。でも、やっぱりこわいって構築された考えから抜け出せない。
はい。以上反省ブログでした。
まゆ