卒業が見えてごちゃごちゃと考えること

こんにちは、タカヒロです。

最後の新学期が始まって1週間。奇しくも、トランプ新政権とほぼ同時に始動しました。僕は政治についてネットであまり話したくはない(ろくなことも言えない)んですが、今回は少しだけ書かせてもらいます。悪しからず。

入国制限の大統領令を受けて決起する学生・教授・職員

トランプ大統領の入国禁止令

イスラム教国7ヶ国に対する入国制限の大統領令はみなさんもご存知でしょうが、アメリカ国内外で批判を集めています。特に言われているのは、イスラム過激派テロ対策という名目で人種・宗教差別をしているという批判。

確かに、統計上、近年アメリカで入国制限の7ヶ国の出身者がテロを起こしたことはなく、むしろアメリカ育ちの国産テロが相次いでいます。移民や難民がアメリカ人(特に白人)よりもテロや殺人を起こしている根拠もないため、イスラム過激派を恐れているトランプ支持者へのアピールなのでは?とさえ思えます。

グリネルの社会正義の歴史

グリネル大学には古くから奴隷制度や人種差別やゼノフォビアなどに立ち向かってきた歴史があります。グリネル(の町の)創始者JBグリネルは奴隷制度廃止論者であり、またグリネルは黒人奴隷を手助けする地下鉄道(Underground Railroad)の拠点として機能していたこともあったそうです。

さらに、グリネル大学は第二次大戦中、強制収容の対象にあった日系人をかくまったり(グリネル大学歴史学教授談)、公民権運動の最中の1967年にキング牧師を招いたこともありました。

じゃあ自分は?

グリネルの長きにわたる社会正義の歴史と分断されたアメリカ社会について思いを巡らせ、グリネルから卒業した自分は何をすべきなのか、について考えることが増えました。

僕が今考えるキャリアのひとまずの目標は、

自分なりに社会に貢献できる道を探り、社会への影響力を最大化するための(1)能力を身につけ、(2)環境・立場を探ることです。
そのための第一歩として、僕は卒業後コンサルティング会社で働きます。そこでまず、大学で培った論理的思考力やコミュニケーション能力などの「基礎体力」をより徹底的に磨きたいと思います。その後は…まだどうするか具体的には分かりません。

一つの可能性として…

グリネルから卒業して戦略コンサルティング会社を経て現在NPOや慈善団体に対してコンサルティングを行っている卒業生もいるようで、「あ、こういう形もあるんだなー」なんて考えています。

まあでも、まだまだ悩みます。答えなんてそんな簡単に出ないですし。

ではまた。