ダイバーシティ

こんにちは、タカヒロです。テーマは「グリネルを選んだ理由」ということですが、僕がグリネルを大学として選んだのはもう数年前の話になってしまうので、フレッシュな話は一年生達に任せるとして、僕は三年半グリネルにいて、当時の自分の選択を思い出しつつ、グリネルを選んで良かったことを話したいと思います。

そこで、少し考えをまとめてみた結果、自分がグリネルを選んで良かったな、と思える点は主に二つあります。一つ目はリベラルアーツ教育であること、そして二つ目は多様性があることです。

この二点について両方書くと長くなってしまうので、今回の投稿では二点目、「多様性(=diversity)」に焦点を絞ることにします。一点目、リベラルアーツに関しては後ほど書きます(そして全部後回しに…)


多様性として一番分かりやすいのは、「文化・国」的な多様性ではないでしょうか。僕が大学について調べる時によく見ていたのは、「全学生中の留学生の割合」。高校生当時、自分にとって一番多様性の指標として分かりやすかったのがこれでした。ある意味、ナイーヴな僕は「多様性=人種・文化的多様性」という等式が成り立つと勝手に思っていました。

International Student Organizationのチームメンバー

International Student Organizationのチームメンバー

 

しかし、グリネルに来てこの考えはいとも簡単に否定されました。

「文化や国は多様性の一要素でしかない。」

文化や国以外での多様性の例を幾つか挙げると、「宗教(religion)」、「性(gender, sexuality)」、「経済(socioeconomic)」があります。このような様々な多様性が存在することに(また自分もその一部であることに)気づき、受け入れ、それぞれをより尊重できるようになりました。

その多様性を受け入れるのとそうでないのとでは、この世界の見方が全く異なるのではないでしょうか。

僕は、中高一貫の男子校という、非常に閉鎖的かつ単一的な場所に長く身を置いていたことに最近ようやく気付きました。確かに、似たような人と一緒に過ごすのは楽しくもあり、心地のいいものでもあります。でも、その心地よさから一歩外に出たことが結果的に自分の成長に繋がったのではないかと考えます。

みなさんもこうやって、自分の「comfort zone」から一歩踏み出る勇気を持ってみると、面白いかもしれません。