生物メジャーの研究室

ボン!バン!バッカーん〜!

科学者ってかっこいい!科学者になったら名探偵コナンくんにでてくるアガセハカセみたいに毎日大きな音を立てながら楽しそうな発見ができる!って昔は本気で思っていた。

三年生になり本格的に研究ができるようになってきた。

夏休みの間はUniversity of Iowa Free Radicals and Radiation Biology Program の研究室でミトコンドリア内にピルビン酸が通過するのを阻止することによる癌細胞減少の研究をした。初めての授業以外での研究でラボテクニック以外にも癌の知識、科学者としての考え方などが身についた気がする。University of Iowaは大学病院のため、研究室で出した成果をすぐに患者に適応される手応えもある現場だった。(私が関わった研究はまだまだ研究段階のため直接患者さんに適応されるのは数年後くらいかかるとおもう。)

そして今学期は新抗生物質の研究をグリネルの教授と一対一で行っている。新しく発見された物質のどの部分に一番効果があるのか、化学物質を小さくしたり、繋げ直してみたり、ちょっと形を変えてみたりする。教授となんでこの化学反応はうまくいかなかったのか見つめ直し新しい発見をしていく。うまくいったときは嬉しいし、なかなか思ったように結果がでないとイライラしながら研究室にこもってしまうこともある。

癌とか抗生物質とか響きはかっこいい。(少なくとも私はそう勝手に思っている笑)まだ誰も知らない小さな世界だけど身近で起こっていることを探っていくワクワクドキドキしている自分と、結構毎日同じことの繰り返しでいやいやながらやっている自分もいる。繰り返し同じ研究をしないと一回でた結果が信用できるかわからないし、公式にデーターを発表できない。毎日アガセハカセみたいな家をぶっ壊すようなどかーんとした楽しい生活ではない。

それでもこの二年間で培ってきた学力をやっと目に見える形にできている充実感や達成感を日々感じている。まだ誰も知らないことを発見できる科学ってやっぱり楽しい。これからの医療や科学に自分もトウモロコシ畑から少しだけ貢献させてもらえてる。

来週末はシカゴ大学での学会へプレゼンテーションしに行く予定だ。尊敬する研究者、そして大勢の若い研究と共に語り合えるのが楽しみでしかたない。

まゆヽ(^。^)ノ

※まともな写真がなかったのでインスタグラムに保存してあったものを投稿しました。適切ではない絵文字、コメント等はお許しください。笑