グリネル生の夏休み・インターンシップ後編

中編より続く

Kwame

かれこれ1か月以上働き、色々な社会人に出会い、日本で企業のために働くイメージを何となく掴むことが出来た。また、夏休みを通し、資本論関連など経済の本を読んだりして、自分なりに現代社会の経済とビジネスについて考えることも出来た。

インターンシップを長期で行い、社会人の生活を体験する中で、社会で働くことに対する考察のテーマも変わり、当初は、このシリーズの前編、中編にあるような、社会構造や働く上での正義についてよく考えていたが、最近はキャリアや生き方など、自己の内面に注目するようになった。悩むことも多かったが、よくある1週間などの短期ではなく、長期で企業を見られて、結果として多くを学べた。正直、自分の将来像が今回の経験を通して具体的になったかどうかは分からないが、将来について考える為に大いに参考になったと思う。

また、インターンシップとタンザニアでの体験のギャップから、資本主義の欠陥や、なぜ資本主義以外の経済システムが失敗したのかなどをさらに知りたくなり、政治学に加え、経済学を大学で本格的に学ぼうと思うようになった。社会を包括的に理解するためには政治と経済の二つの側面からの分析が必要だと考え、一周回って至極普通の、政治経済を学ぶ大学生になった。

大学生活への意気込みとして、去年は「グリネル1年目の回想」編にも書いてあるように、とりあえず何でも経験したい、知らない世界を見たいというチャレンジ精神で色々なことをやってきた。しかしインターンシップでの葛藤やその後の洞察を経て、来年は色々な世界を見て自分がどう感じるか、自分の生き方にどのようなインパクトを与えるかに重きを置きたいと考えている。

社会経験は、思った以上に積めたと思う。特にビジネス対応やマナーに関して、最初はエレベーターのボタンを押したり、目上の人と食事に行くだけでもきょどっていたが、今はある程度、礼節をもって様々な立場の人と堂々と話したり、ビジネス調のメールを送ったりできるようになったと思う。将来、本格的に社会に出たときに役立つこうしたスキルを、早めに習得できたのは、非常に良かった。

自分の会社でのチームが、パブリックアフェアーズ系のコンサルティングのクライアントで、そのコンサルティングのオフィスに個人的に招待してもらったりして、米国リベラルアーツ・カレッジの卒業生がよく就職するコンサルティングの業務や雰囲気が少しつかめたのも有意義だったと思う。

大学最初の夏休みまとめ

アメリカの夏休みは長すぎるとよく言われるが、この期間は社会での広い活動を経て、大学外で自分の道について再び考えることが出来る非常に大事な期間だと、グリネルから3か月離れ、タンザニア、日本、と二つの真逆の文化に身を置いて強く感じた。そもそも、ほぼ毎月自殺衝動に駆られ、期末試験ではストレスと疲労で4キロは痩せるセメスターが、5か月や半年も続いたら体が持たない。

Kwame